2013年10月 4日 金曜日

犬の皮膚病

本日は、犬の皮膚の痒みについてお話ししようと思います。

犬の皮膚病は病院へ来院する患者さんの中では比較的多い主訴の一つになります。
原因は様々ですが、まず強い痒みを伴うか否かで原因は大きく異なります。

まず痒みのない皮膚病ですが、この場合多い皮膚病変は脱毛ということです。
この脱毛が進行性なのか、左右対称性なのかなどを観察していきます。
原因は真菌の感染症・ホルモン疾患・毛根部の問題などが考えられるため、真菌の培養検査・血液検査などで診断を行います。

問題は痒みのある皮膚病です。
この場合、皮膚病変は多様になり、部位も局所または広範囲にわたり様々です。
多い原因は、感染症(細菌、マラセチア、寄生虫)・アレルギー・アトピーが挙げられます。
感染症は抗生剤・駆虫薬の投与・薬浴などの治療に反応するケースが多く、完治またはコントロールが可能です。
アレルギーはノミアレルギー・食物アレルギーが代表ですが、このケースもノミ駆虫及び食事療法で痒みが軽減するケースがあります。
最後にアトピーですが、このケースが一番治療の根気が必要となります。
ハウダストなどの環境因子による刺激や遺伝的な素因などが原因となるのですが、これらは排除できる環境を作ることが困難なため、完治することが難しいのです。
若齢の6か月から3歳までに発症することが多く、細菌やマラセチア(真菌の一種)などの感染症と併発することもあります。
治療にはまず、皮膚のコンディションをできるだけよくすることが重要で、シャンプー療法や食事療法が中心となります。
それでも痒みが強い場合に、投薬による治療が必要となり、ステロイドや抗ヒスタミン剤などによる痒みの軽減や
免疫抑制剤・インターフェロン療法による免疫のコントロールを行います。

もちろん、さらにさまざまな皮膚病・原因はありますが、今回は代表的な皮膚病を紹介いたしました。
皮膚病(特にアトピー)はあきらめずに、根気よく続ける治療が必要なことが多く、飼い主様の協力が必要となります。
その御理解の一助となれば幸いです。

投稿者 リオン動物病院

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