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犬・猫の腫瘍・がん

精巣腫瘍 脂肪腫 乳腺腫瘍 リンパ腫 口腔の腫瘍 皮脂腺腫
 

精巣腫瘍

 精巣腫瘍

症状と原因

精巣は、男性ホルモンを分泌して体格や性格を雄らしくしたり、精子を作ったりする雄特有の臓器ですが、その部位に腫瘍が発症してしまう病気です。
精巣(睾丸)の腫瘍は、人間よりも犬の方が発生率が多くみられます。腫瘍細胞の増殖によって精巣がふくれあがることもあります。

症状に痛みなどはありません。実際に犬の精巣部分を触ってみた時に片側より明らかに大きいなどの理由で発見します。
脱毛や前立腺が腫れることがありますので、オスなのに乳腺がはってきたりした時などもこの病気が考えられます。
約5~20%の割合で悪性になってしまいます。
治療の方法
通常良性であり、去勢で治癒します。
全身の脱毛がひどいケースでは、それがなくなって落ち着くまでに約週1回の間隔で男性ホルモン薬を投与することもあります。

腫瘍は放っておくと徐々に大きくなっていくので、なるべく早いうちに摘出した方がいいでしょう。中高年で起きる事もあり、腫瘍が大きくなって高齢になってからではそれだけリスクが高く生命の危険と重なってきます。
若い頃に去勢手術をしておくことにより、発症を防ぐことができます。

 
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脂肪腫

脂肪腫

症状と原因

犬の脂肪腫の多くは皮下に発生します。
筋肉の間や場合により体腔内に見つかる時もあります。脂肪腫は皮下脂肪や筋肉の中にある脂肪組織が、増殖して大きな脂肪の塊になったものです。一般的に、脂肪腫は良性・脂肪肉腫は悪性という区分がされています。

主に、体表面や四肢にできやすいもので、高齢犬に多く発生します。触る事で脂肪の塊が確認できます。
ですが、良性の脂肪腫であるのか悪性の脂肪肉腫であるのかは、検査を行わないと分からないので、必ず検査をしてもらいましょう。
治療の方法
脂肪腫は基本的に良性の腫瘍なので、絶対に手術をしなくてはいけないということはありません。
脂肪腫が動きを妨げて急速に大きくなり歩行困難になるという場合には手術をします。
残念ながら、予防法は確立されていません。

 
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乳腺腫瘍

乳腺腫瘍

症状と原因

乳腺腫瘍とは、雌の乳房、またはその付近の皮下に様々な大きさのしこりが発生する病気で、犬には比較的多い病気の1つです。
発情を繰り返した未避妊の高齢犬ほど発生率が高くなることから、卵巣ホルモンとの関係が考えられます。
腫瘍の腫大化や複数の乳房への転移によって気づくのが通例で、腫瘍が自潰して化膿すると悪臭を放ち、また他臓器(特に肺が多い)への転移は死を招くことに繋がります。
良性と悪性の割合はほぼ半々で、最終的には病理組織検査によって判別がなされます。
治療の方法
治療は良性・悪性を問わず外科的療法が主で、他に放射線療法やホルモン療法なども試みられていますが、常に再発や転移の危険が伴うことを忘れてはなりません。
予防には早期の避妊手術が最も有効です。
早期発見
早期発見は簡単です。5歳以上の犬を飼っている場合には、月に1回、お腹をなでるついでに乳腺をやさしくつまんで、しこりの有無を確認してください。

なお、1歳前後で避妊手術を受ける事により、乳腺腫瘍になる確率は大幅に減ります。
早期の避妊手術が最大の予防法ということになります。ただし、2歳半以後に避妊手術を受けても、乳腺腫瘍の予防効果は低いといわれています。

 
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リンパ腫

リンパ腫

症状と原因

リンパ腫とは犬、猫ともに最もよく見られる造血系腫瘍です。骨髄中でリンパ球がガン化してしまうと、腫瘍性リンパ球が増殖するため、他の血液細胞の増殖を抑制し「リンパ球性白血病」の状態になります。
リンパ腫は骨髄ではなく、リンパ組織がガン化するので、リンパ組織のある所なら何処でも発生します。

犬では体中のリンパ節が腫れる「多中心型リンパ腫」が一番多くみられます。そのほか胸の中のリンパ節が腫れて、胸の中に水が溜まる「縦隔型(胸腺型)リンパ腫」や腸管のリンパ組織がガン化する「消化器型リンパ腫」などもあります。
治療の方法
本来血液系の腫瘍であるため切除での完治は望めないために化学療法での治療が第1選択になります。

がん細胞のなかでも、とくにリンパ腫およびリンパ肉腫には、炭水化物で異常増殖する細胞があるというデータがあります。
よって、炭水化物を豊富に含む食事を避け、かわりに高脂肪の食事を勧める場合もあります。
この種の食事は味もよく、高エネルギーです。高脂肪の食事を長期間与えることによって、脂肪を自身のエネルギーに利用できなくなったがん細胞は、死滅する可能性があります。

抗癌剤による化学療法は、薬剤の進歩により副作用の少ない薬剤が多く出てきています。
また、薬剤耐性(=薬が効かなくなる)を起きにくくする為、いくつかの抗癌剤を組み合わせて使用していきます。

一番多い、多中心型である場合は針生検にて診断をつけますので、手術の必要はありません。

ただし、確定診断をつけるためにリンパ節切除を行う必要があるケースや、消化器型である場合腸管の完全閉塞が認められれば切除を行う場合もあります。







早期発見
たまにあごの下、わきの下、またのつけ根、ひざの後ろのリンパ節を触ってください。熱もなく、感染症でもないのに2箇所以上のリンパ節が腫れてきたらガンの可能性があるのですぐに獣医師の診断を受けてください。

 
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口腔の腫瘍

症状と原因

口腔の腫瘍は、歯茎や舌、口の粘膜などにできる腫瘍です。しこりの他に、口臭やよだれの増加、口からの出血といった症状がおこります。
良性の腫瘍にはエプリス、乳頭腫、骨腫などがあり、悪性の腫瘍には悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫などがあります。

遺伝的なものや、日常の生活習慣、口腔内の不衛生が原因のひとつとされています。
治療の方法
ガンの場合にはしこりだけをとっても治りません。命を救うためにはアゴの骨もふくめてガンを切除します。
その後抗がん剤などの治療も続けます。

 
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皮脂腺睡

症状と原因

皮膚の中や限の周囲にできる腺腫は、油脂を分泌する皮脂腺から発症するため皮脂腺腫と言われます。
皮脂腺は、皮膚の毛根部分にあって、体表の脂を出す部位です。そこの出口がつまってしまって、中で化膿を起こしたり、しこりになってしまったものが皮脂腺腫です。老犬に多い疾患で、良性の腫瘍です。

小さな腫瘤が多発するケースがあります。皮膚の腫瘤以外の症状は少ないものの、まれに二次的な炎症・感染を誘発する事もあります。
犬の皮膚の腫瘍のうちの約5~35%ぐらいを占めています。
治療の方法
転移はまれですが、局所再発は多いため、広範な外科的切除が有効な治療です。治療は手術によって切除します。
再発は特にありませんが、多発することが多いので別の部位に新しい腫瘍ができることがあります。

 
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